ストップモーション・アニメ映画『ファンタスティック Mr.FOX(Fantastic Mr. Fox)』野生の誇りをかけた壮絶な戦いが始まる

チャーリーとチョコレート工場

『チャーリーとチョコレート工場 』(Charlie and the Chocolate Factory)は2005年製作のアメリカ映画である。ティム・バートン監督。ファンタジー・コメディ。

ロアルド・ダールの児童文学小説『チョコレート工場の秘密』(原題は映画と同じ)が原作。同作品の映画化は1971年製作の『夢のチョコレート工場』(メル・スチュワート監督)に次いで2度目。

第78回アカデミー賞の衣装デザイン賞にノミネートされた。

監督 ティム・バートン
脚本 ジョン・オーガスト
製作 ブラッド・グレイ
リチャード・D・ザナック
製作総指揮 パトリック・マコーミック
フェリシティー・ダール
マイケル・シーゲル
グレアム・パーク
ブルース・バーマン
出演者 フレディ・ハイモア
ジョニー・デップ
音楽 ダニー・エルフマン
編集 クリス・レベンゾン.A.C.E.
製作会社 ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ
ザ・ザナック・カンパニー
プランBエンターテインメント
テオバルト・フィルム・プロダクションズ
ティム・バートン・プロダクションズ
配給 ワーナー・ブラザーズ
公開 アメリカ・カナダ 2005年7月15日
イギリス2005年7月29日
オーストラリア 2005年9月1日
日本 2005年9月10日
上映時間 115分
製作国 イギリス
アメリカ合衆国
オーストラリア
製作費 $150,000,000(概算)
興行収入 $474,968,763 世界
$206,459,076アメリカ
53.5億円 日本

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登場人物

ウィリー・ウォンカ
工場長。シルクハットに杖・燕尾服・手袋を身に着け、子供じみた性格で時代遅れのフレーズを連発する変人。「天才ショコラティエ」 や「チョコの魔術師」などと呼ばれる。スパイによって極秘のレシピの情報を漏らされた事から表面上は工場を閉鎖するが、実際はウンパ・ルンパを従業員とし て雇い、15年間も工場に籠りながら経営を続けていた。ちなみに「キモイから」といってガムを嫌っているが、何故か工場で生産している(即興で歌を作った 時もチューインガムを嫌った歌を歌う)。工場に招待した子供たちの中でも、屁理屈をこねるマイクをとりわけ嫌っていたようである。原作に比べ、皮肉屋に描 かれている。「両親」という言葉が何故か言えない。子供の頃に歯の矯正器具を付けていたせいか、笑顔がやや不自然である。 また、長い間、工場にこもりきりだったのか非常に青白い顔をしている。燃え盛る花火を発砲して無残な姿になったセットの人形をみて大喜びしたり、子供たちがトラブルを起こしても心配するそぶりを見せないなどの冷酷な一面がある。
彼のショコラティエとしての能力を印象づけるエピソードとして「ポンディチェリー王子というインドの富豪からの依頼で『レンガからそれを留めるセメントはおろか、壁の絵や絨毯に至るまで全てチョコレートの宮殿』を作ったことがあるが、王子はチョコ宮殿を食べずにそのままにしたら数日後に溶けてしまった」という話が語られている。
彼はもともと歯医者の家に生まれるが、お菓子を全否定する父親に反発して家出し、お菓子工場を建設した。ある日、散髪していた時に見つけた白髪か ら自分の死後の工場の行方を心配し、工場の後継者を探す為に5人の子供を工場に招待した。最終的にチャーリー・バケットが残ったため、彼に工場を継ぐよう に言うが「家族を捨てることはできない」と断られる。その後で偶然(?)彼と再会し、一緒に父親の元を訪ねてくれるよう頼む。最終的には父親と和解し、バ ケット一家と共に工場を経営することになる。
チャーリー・バケット
工場の近くに住む主人公の少年。祖父母が寝たきりながらも4人とも健在(年齢を足すと381歳)で、さらに父親が薄給の上に、後に失業した事で限 りなく貧しい家の育ちだが、家族思いの優しい少年。ウィリー・ウォンカに憧れ、父親の通っている工場で生産している歯磨き粉のパーツでチョコレート工場の 模型を作っていた。毎年誕生日にだけチョコレートをもらえるが、そのたった一枚を家族みんなに分けてあげる一幕も見られる。拾ったお金で買った3枚目の ウォンカバー(誕生日プレゼントの1枚目とジョーおじいちゃんのへそくりで買った2枚目は外れ)に、たまたまゴールデンチケットが入っていた為、工場に招 待される。旧作よりキャラ設定が原作に忠実になっている。
工場内でさまざまなハプニングを乗り越えて、最後に残った子供である為にウォンカから工場を継ぐように言われる。しかし、「家族を捨てること」が 後継条件だったので一度は拒否する。その後、街で靴磨きをしている時にウォンカと再会し、最終的にはウォンカが歯科医の父親と和解する手助けをした。その 後再びウォンカに工場の跡継ぎの話を出され、「家族も一緒なら」という条件のもとに受け入れる。その結果、チョコレートの滝の部屋に彼の家がそのまま移設 され、彼の家族も同居できるようになった。
バケット氏
チャーリーの父親。バケット家の唯一の働き手で歯磨き粉工場で働いていたが、工場の近代化(合理化)によりリストラ対象となる(原作では雪かきの仕事で食いつなぐことになっているが、映画では割愛)。
のちに工場に復帰し、導入された新型機械の修理工となった為に収入が格段に増える。最後はウォンカを家族の一員として温かく迎えた。
バケット夫人
チャーリーの母親。普段は4人の老人の介護と家事とで手一杯なので、働きに出る事もできない。家計が苦しいので毎日キャベツのスープを作ってい る。原作続編に拠れば、腰痛や関節痛に悩まされているようである。「食事中に仕事の話は厳禁」とのルールを定め、仕事を失った夫に「それならキャベツの スープをもっと薄めればいい」と前向きに支える。
ジョーおじいちゃん
チャーリー・バケットの同行者であり、チャーリーの父方の祖父(原作準拠。映画ではバケット夫人にハグしている場面が見られるので母方の可能性 も)。昔、ウォンカの工場で働いていた過去を持つ(映画オリジナルの設定)。チャーリーの祖父母のなかで最高齢の96歳(原作準拠)。ほとんどベッドで寝 たきりだったが、チャーリーがゴールデンチケットを当てたと知った途端に元気になる。
ジョゼフィーンおばあちゃん
チャーリーの父方の祖母(原作準拠)。原作では90歳を越えていることになっている(原作続編では78歳ということになっている)。
ジョージおじいちゃん
チャーリーの母方の祖父(原作準拠。映画ではバケット氏に「父さん」と呼ばれているので父方の可能性も)。頑固者で現実主義者だが、家計を考えて ゴールデンチケットを換金しようとするチャーリーを諌める一面もある。皮肉屋で大変口が悪いため、度々バケット氏に言葉遣いを諌められる場面もある。妻や ジョゼフィーンと同じく、原作と続編とで年齢設定が異なっている。
ジョージーナおばあちゃん
チャーリーの母方の祖母(原作準拠)。映画ではやや認知症が始まっているように描かれている。夫やジョゼフィーンと同じく、原作と続編とで年齢設定が異なっている。聴力がかなり落ちているようで、ウィリー・ウォンカがガラスのエレベーターで屋根を突き破っても「誰かがドアをノックしたみたい」と言う程である。
ウンパ・ルンパ
ルンパランドという国に住む小柄な人々(原作初版ではピグミーの一種と明言されていたが、後に人種差別問題を考慮して修正)。ジャングルに 住む動物から身を守るため、木の上で生活している。普段はマズい緑色のイモムシを食べている。彼らの間ではカカオ豆は貴重品であり、年に3〜4粒取れれば いい方であるようである。そんな彼らにウィリー・ウォンカは給料をカカオ豆で支払う交渉をして、従業員とする(原作と違い、きちんと労働契約を結んでい る)。従業員の多くは白黒の縞模様の服の上から、セクションによって色が異なるレザーのつなぎを着ている。また、受付嬢の他、ウィリー・ウォンカ専属の秘 書やカウンセラーなどもいる。歌と踊りを好み、即興(?)で歌を作るが、皆には「練習していたみたい」と言われる。彼らの間では腕を交差させて胸につける 事は「同意」を示すジェスチャーのようであるが、これは監督バートンが愛好するカルト映画『プラン9・フロム・アウタースペース』 からのオマージュである(登場する宇宙人が同様のジェスチャーをする)。なお、今作では全てのウンパ・ルンパを一人の役者が演じており、男女を問わず全て 同じ顔をしている。作中では歌以外で全く喋っておらず、ジェスチャーで意思表示を行う(映画では音声は入らないが会話している)が、ウィリー・ウォンカの 指示にしっかりと従っているため、言葉は理解できているものと思われる。
オーガスタス・グループ
ドイツ・デュッセルドルフの 肉屋の息子。ジョージおじいちゃんに「最初の当選者はきっとブタみたいな奴」と予想されたが、正にその通りの肥満児。チョコレートが大好物で毎日食べてお り、チケットを手に入れる(つまり、チャーリーと違って毎日チョコレートを買ってもらえる子供である)。その際、チョコと一緒にチケットの一部を噛み切っ てしまった。同じく太めの母親と同行する。自分の食べるチョコを物欲しそうに見るチャーリーに「持ってくれば良かったのに」と嫌味を言う。
彼を風刺するウンパ・ルンパは南米調の歌を披露し、赤いつなぎを着ている。DVDにCGによるメイキング映像が収録されている。
工場見学の際に欲張ってチョコレートの滝に落ちたが、泳げないためにチョコのパイプに吸い上げられてしまう。最後はチョコまみれになって工場から 出てくる(原作ではパイプを無理矢理通されたので細長い体になってしまうが、映画では太ったまま)。しかし、性懲りもなく自分の身体に付着したチョコを美 味しそうに舐めていた。
バイオレット・ボーレガード
アメリカ・ジョージア州アトランタ在住。ステージママの母親の影響で「1番」や「優勝」という言葉に異常にこだわり、賞獲りに執念を燃やす少女(原作では単なるガム中毒)。空手などのスポーツを得意とし、今までのトロフィー獲得数は263個。今はガム噛みの記録更新の為、常にガムを噛んでいる。母子家庭のせいか、いつも母親とお揃いの服装をしている(原作では父親も登場する)。かなりの自信家で「絶対に自分が賞を手に入れる」と豪語し、貧乏なチャーリーを「負け犬」呼ばわり。
彼女を風刺するウンパ・ルンパはディスコファンクロック調の歌で、黒いつなぎを着ている(この黒いつなぎは、DVDのメニューに使用されている)。
ウォンカの制止を振り切って試作品の「フルコースが味わえてお腹もいっぱいになるガム」を食べ「世界で初めてガム食を味わった子供だ」との母親の 喜びもつかの間、無謀さが仇となり試作品の副作用で体がブルーベリーのように膨らんでしまった。そのあと体の中のジュースを絞り出され、髪の毛まで真っ青 のゴム状の体になってしまう(原作では肌が青くなったのみにとどまった)。そんな娘に対し母親は複雑だが、本人はまるでガムのように柔軟になった体が満更 でもないようだ。
ベルーカ・ソルト
イギリス・ バッキンガムシャーのナッツ工場の社長令嬢。金持ちの家庭で甘やかされて育った為に非常にわがままな性格で、何でもかんでもすぐ欲しがる。自分でチョコを 買ったわけではなく、父親が大量にウォンカバーを買占め、工場の従業員に探させた事でチケットを得た。ジョージおじいちゃんに「ブタよりたちが悪い」と言 われる。娘に甘い父親と共に工場を訪れる。バイオレットと腕を組み“親友”になろうとするが、実際には互いにライバル意識をむき出しにしており、バイオ レットがガムの副作用で膨れていく際には密かにほくそ笑む場面も。
彼女を風刺するウンパ・ルンパはサイケデリックなスローバラードを歌い、黄色いつなぎを着ている。
ナッツ選別用のリスをペットに欲しがり、ウォンカに「売り物では無い」と言われても、強引に手に入れようとするが、その後ナッツ選別用のリス達に父親と共にダストシュートに投げ込まれ、最後はゴミまみれになって工場から出てくる。そんな目に遭っても最後までわがままぶりは直らなかったが、父親の方は反省したらしく、以前のように娘を甘やかさなくなった。
マイク・ティービー
アメリカ・コロラド州デンバー在住。高校地理教師の息子。自分の知識が絶対に正しいと思い、それを決して曲げない、典型的な秀才気取りのハイテクおたく(原作では狂信的なテレビっ子)。DOOMの ような3Dシューティングゲームをやりながら「チョコの製造年月日、天候による増減、株価指数のデリバティブを換算して、1回でチケットを当てた」とイン タビューに応える。彼はチョコレートが大嫌いであり(実はゴールデンチケットを手に入れた際に買ったチョコレートに口を付けていない)、単にチケットを計 算で当てる事だけが目的だったと思われる。気弱な上にハイテクに疎い父親と共に工場を訪れる。ウォンカの言う事にいちいち口を挟み、しかも全てのスイーツに全然興味が無く、工場見学に参加したのは自分の知識をひけらかす為だと推測される。彼の性格には非常に攻撃的な一面があり、自宅では前述の3Dシューティングゲームを「死ね、死ね」と叫びながら遊んでおり、工場内ではカボチャを模した菓子を粉々に破壊したりもしている。
彼を風刺するウンパ・ルンパはQueenやBeatlesをモチーフとした歌を披露し、テレビの中を舞台にするだけに衣装もさまざま。基本は白いつなぎである。
チョコレート転送機の人体実験を勝手に行って小人になってしまい、最終的に飴伸ばし機でペラペラの紙のような体になってしまった(原作では太らせ チョコで幅を取り戻している)。ウォンカが彼のことを殊更嫌っていたからか、ウンパ・ルンパの歌による風刺は4人の中で一番酷く「元に戻れなかったらいい 気味だ」とまで言っている。
ウィルバー・ウォンカ
映画オリジナルキャラクター。ウィリー・ウォンカの父親で歯科医。ウィリーに特製の大掛かりな歯列矯正器具を付けさせていた。「お菓子は虫歯の素、チョコレートなんて時間の無駄」と断言し、息子の目の前でハロウィンのお菓子を暖炉に投げ込むほど。のちに息子ウィリーがショコラティエになると言い出したときには「お前の帰る家は無い」と見捨て、本当に家ごと消えてしまった。
しかし本編の最後で、息子の新聞記事のスクラップを額縁に入れて診察室の壁いっぱいに飾ったり歯を診ただけでウィリーだと分かるなど、本当は心の奥底では息子を愛し、気遣い、誇りに思っていたことが判明する。最後はチャーリーの仲介により、息子と和解することができた。

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